殆どの方が「後ろめたい行為」であると考えている「浮気」。

「夫や妻が浮気してもOK」という浮気公認の夫婦も存在するでしょうが、圧倒的に少数派だと思います。うだうだと屁理屈を並べて浮気を正当化しようとする方々もいらっしゃるようですが、一般的に考えて浮気は「悪」なのです。

そんな「後ろめたい行為」である浮気ですから、浮気をする人たちは夫や妻にバレないようにコソコソと浮気をします。浮気相手に会うために残業や出張だと嘘をついてみたり、アリバイ作りの為に知人に嘘の証言を頼んだりと様々な手を駆使するのです。

しかし、中には夫や妻に簡単にスマートフォンやパソコンの中身を見られてしまったり、浮気相手と自宅のすぐ近くで待ち合わせたりする「不用心な」浮気者もいます。そういった不用心な浮気者の浮気調査は、我々探偵にとって正に「鴨が葱を背負って来た」と言える状況であると言えます。

今回はその「不用心な浮気者」の中でも究極の不用心と考えられる「自宅での浮気」に関して、過去に受けた調査の実事例をご紹介したいと思います。

年下男性に夢中な無警戒の浮気妻

数年前に30代前半の男性から浮気調査の依頼を受けました。同男性は神奈川県某市に居住の既婚者で、某有名企業に勤めているサラリーマン。当探偵社に浮気の相談をしに来る人は見るからに精神的に落ち込んでいるような方が多いのですが、この男性は謙虚で清潔感があり非常に好感の持てる男性で、面談も気持ちよくできたのを覚えています。

調査対象は当然のことながら同男性の奥様。浮気を疑うようになった切っ掛けは携帯電話のメール。同男性はメールの内容を自身の携帯電話で撮影しており、確かに特定の人物とのメールのやり取りが確認できた。

携帯電話は夫婦お互いにパスワードを教えあっており、中身を見ようとすれば何時でも見ることができる状態であったにもかかわらず、平気でメールのやり取りをしていました。この時点で既に奥様が「無警戒・不用心」であることが見て取れた。

奥様は専業主婦であった為、毎日決まったパターンで出掛けるようなことはありませんでしたが、結婚当初から友人と会う為に月2回ほど出かけることが続いていたそうです。であれば、まず抑えるべきはその出掛ける日です。当探偵社と依頼者様の考えが一致したこともあって、友人に会うと言って出かけるタイミングで尾行を実施することになりました。

結果はあっさりと出ました。奥様は自宅を出て最寄りの駅まで移動。その後、電車に乗り神奈川県内の某駅で電車を降りました。同駅改札を出て駅前を歩いていると一人の男性(男性Aとします)が奥様に近づき一緒に歩き始めました。

男性Aは非常に若く見える。顔もそうですが服装なども若者のものであり、20代前半の青年にしか見えない。奥様は依頼者様と同じく30代でしたので10歳ぐらい歳が離れているということになります。

手を繋いだり腕を組んだりすることはありませんでしたが、終始笑顔で話ながら歩く2人。2人がコンビニエンスストアに入ったので調査員も続いて入店、そして2人はコンビニでアルコール類やお惣菜を購入。

コンビニを出た2人はしばらく歩き続け住宅街に入る。この時点で特に警戒するような仕草(後ろを振り向く等)は見られませんでしたが、道が狭く住宅街ということもあり人通りが全くない状況でしたので、かなり距離をとって尾行せざるを得ません。

そうしているうちに2人がアパートの敷地に入るのを確認。調査員が小走りでそのアパート付近まで駆け寄ると、ちょうど2人が1階の部屋に入るのが見えました。部屋が1階、またオートロック等のセキュリティが無いアパートだったため2人が部屋に入るところまで押さえることができました。

初回の調査で部屋の特定や入るところを押さえられる保証はないため、運がよかったケースであると言えます。同アパートは外見からして築年数が30年以上は経っているであろうと思わせる建物で、いかにも学生御用達といった外観でした。

この後、状況を依頼者様に報告。特別に動揺することもなく(内心は分かりませんが)私の報告を聞く依頼者様。そして4時間ほどしてアパートから出てきた奥様と男性Aを撮影し、その日の調査を終了しました。

自宅に浮気相手を連れ込む浮気妻

男性Aのアパートに4時間程滞在したことは確認できましたが、これだけでは浮気の証拠として不十分であると当探偵社は考えました(ラブホテルの出入り等と比べると、浮気相手の自宅への出入りは浮気の証拠として弱いと判断されることがある)。そのことを依頼者様に伝え、浮気の証拠をあと1~2回撮るべきであると提案すると依頼者様も納得してくださいました。

追加の調査を実施するのであれば、新たに調査日と調査プランを決定しなければなりません。前回の調査と同じようにプランを立てることもできましたが、依頼者様が「嘘の出張予定」を組んでくださるということで、その提案に乗らせていただくことになりました。

依頼者様がこの提案をしてきたのには理由があるそうで、その理由とは「浮気相手を自宅に連れ込んでいる」可能性があるからとのこと。なぜそう思うのかと聞くと「帰宅した時の部屋の空気や状態に違和感を感じたことがある」かららしい。正直に言うと話を聞いた時点では「さすがに自宅に入れることはないだろう」と考えていました。

プラン通り依頼者様に嘘の出張予定を入れてもらった。調査員は依頼者様の自宅付近で張り込みを開始。調査を完璧なものとするため、依頼者様が出勤すると同時に調査を開始した。

朝から張り込みを開始して数時間、ちょうどお昼の時間帯に奥様が自宅を出るのを確認しました。昼食の時間帯は動きの多い時間帯です。単純に昼食を買いに出掛けることもありますし、浮気相手と昼食をとるために出掛けることもありますが、この時の奥様はどちらかというと昼食でも買いに行くのかな?という雰囲気でした。小綺麗な恰好をしてはいるもののデートに出掛けるような服装ではありませんし、お財布のようなものを持っているだけでバッグ等も持っていませんでした。

尾行を開始すると奥様は最寄り駅の方へ歩いていきます。駅の近くのスーパーかコンビニで買い物をするのだろうと考えていましたが、真っ直ぐ寄り道することなく最寄り駅の入り口付近まで歩く奥様。奥様は改札の見える位置で立ち止まり明らかに誰かを待っているような様子。

探偵が調査中に「先入観」を持つことはNGとされています。「先入観」を持ってしまうと、それがはずれた時に大きなミスにつながる可能性があるからです。しかし、この時は内心「これは浮気相手を自宅に連れ込むな・・・」と思ってしまいました。依頼者様の予測もそうですが、普通に考えて自宅に連れ込む可能性が最も高いと考えざるを得ない状況だったからです。

駅に電車が到着したのに気付きました。多くの乗客が改札に向かって歩いてきます。改札の方をじっと見つめる奥様。私も改札の奥の方へチラッと目線を向けました。一瞬で気付きました、例の男性Aが改札に向かって歩いてくるのを。

男性Aは改札を出て奥様を捜すふりをします。駅の改札前に突っ立っているのは奥様ぐらいで、気付かない筈がない。男性Aは奥様と目が合った瞬間「そんな所にいたんだ!?」とでもいうような大袈裟なリアクションでおどけてみせる。本当にしょうもない奴だ。

この後は依頼者様の予想通り、奥様と男性Aは依頼者様の自宅に2人で入っていきました。ちなみに出てきたのは翌日のお昼過ぎ。丸24時間、浮気相手と自宅で過ごしたことになります。

柔軟な思考を持って浮気問題を解決しましょう

今回ご紹介したケースのように「浮気を隠す気があるのか?」と思ってしまうような調査対象者は、多くはありませんが存在します。無防備で無警戒なのは我々探偵からすれば有難いことなのですが、本当に不思議でしょうがありません。事の重大さを分かっていないというか、浮気という行為がそれほど悪いものではないと考えているのかもしれませんね。

浮気問題に関わっていると、本当に考えられない行動をとる人がいることに気付きます。今回のケースのような「自宅に浮気相手を連れ込む」というようなドラマや漫画でしか起こりえないと思っていることも起こりえます。浮気調査を進める際には、凝り固まった考え方を捨てなければいけません。特に浮気調査をして思うような結果が出ないことが続いた場合は、あらゆる可能性に目を向けることも重要になります。

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探偵・興信所「マックス調査事務所」では神奈川県及び周辺地域にお住まいの方をメインに、全国を対象とした探偵業務活動(浮気調査・素行調査・人探し等)を行っております。神奈川県及び東京都全域への無料出張相談も行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。